日本の伝統芸能について、あなたはどれくらいご存知だろうか?
伝統芸能は、日本に古くからあった芸術と技能のことである。詩歌・音楽・舞踊・絵画・工芸・芸道などがあり、これまでにあなたも触れてきたものがあるのではないだろうか。
茶道や華道、落語などもまさに日本の伝統芸能である。
しかし、これらの伝統芸能を引き継ぐ日本人は年々減っている。
そこで鍵となるのが、外国人労働者だ。
今回は日本の伝統芸能財について、今後の未来予測をしていきたいと思う。
目次
日本の伝統芸能財は外国人労働者が受け継ぐ日がやってくる
冒頭でも述べたが、 日本の伝統芸能を引き継ぐ日本人が年々減ってきている。
この問題はとても深刻だ。しかし、外国人労働者がこの問題を解決してくれるかもしれない。
彼ら彼女らは、日本の伝統芸能にとても関心を持ってくれている。 そして、その文化を取り入れて母国へ持ち帰っている人も数多くいることだろう。
日本文化を愛する人は、日本人だけとは限らないのだ。
しかし日本文化を残したいと思う日本人は減ってきているため、 日本の伝統芸能財がなくなることが危惧されている。この課題は何とかして解決したいところだ。
【解決したい課題】
外国人と伝統工芸職人を誘致して過疎地を活性化
伝統芸能職人は年々減っている。これは紛れもない事実だ。
また職人たちは高齢の方が多い。
まさに職人の高齢化という問題を抱えているのだ。
しかし、この問題を解決するのが外国人である。
【そう思ったきっかけは?】
世界!ニッポン行きたい人応援団や、動画で日本文化を愛する外国人がとても多いことに気付いた。
日本文化もピンポイントなものが多く、そして外国でも有名なその筋の職人を訪ねて修行して意気投合されることも多い。今の時代の特徴として、ネットなどで日本の情報をキャッチできるのだ。
日本で廃れそうな工芸や文化の良さを理解できるのは、日本人だけに限らないのだ。
【何がそうさせているのか?】
日本の漫画やアニメの普及、和食の世界遺産登録などもあり、世界中で日本文化に親しみを持つ人が増えているのは間違いないだろう。
実際、日本の永住資格を持つ外国人は100万人を超え、在留外国人の数は300万人と言われている。
また、現在日本では約170万人の外国人が就労していることもあり、観光客数も増えリピートも増える一方だ。
(新型ウイルスの影響により、「宿泊業、飲食サービス業」などの分野での増加率の低下がみられている。雇用情勢の悪化が、日本人だけでなく外国人労働者にも影響していると思われる。)
【既存サービス、取り組みについて】
ひと昔前まで外国人労働者は、日本人が嫌う労働力といった印象が見受けられた。
しかし今では少子高齢化などの影響で、四国などでは技能実習制度での外国人労働者が急増している。その影響で四国の名物であるみかんやかつお漁、うどんなどの供給も外国人の技能実習生のおかげで成り立っているのだ。
また、過疎地のある県では外国人の定住者を誘致したり、古民家を改造して定住者や観光客の宿泊地として再利用したりする取り組みも行われている。
【だからこうした方がいいんじゃないか?】
例えば岡山県の備前市のあたりは、過疎地で県外からの移住者を募っている。
ここは吉井川が流れる神秘的な自然あふれるところだ。
このような、日本のとても美しい自然のある地域だが、過疎化が進んでいる場所はとても多い。
そのようなの古民家を改造して、岡山県の場合は備前焼とかの焼き物工芸の職人を誘致したり、外国人の方も簡単に借りられる支援をしたりすることで、地域が活性化するのでなはいだろうか。
【なぜそう考えるのか?】
日本に暮らす普通の日本人にとってあまり珍しくなく、当たり前のものとして見逃している伝統工芸や文化を外国人に評価してもらうと、同じ日本人として非常に誇らしいものだ。
また、昔の人はかなり外国人コンプレックスがあったものだが、現代の若い人はそのようなことな印象をあまり持たなくなっている。
身近に外国人がいることで、日本人の気質が良いように変わって来たのではないだろうか。
伝統文化に携わる外国人が増えると思うが、日本語学習の支援や住む家などの支援をすることで、過疎地も伝統工芸もさらに活性化するのではないだろうか。
20XX年、日本の伝統芸能財は外国人労働者が受け継ぐ
【2030年】日本の伝統芸能財は外国人労働者が受け継ぐ
日本の伝統芸能文化財を残すためにも、外国人労働者の存在はとても大きなものとなるだろう。もちろん、日本の伝統芸能は同じく日本人が引き継げるよう、何かしらの対策をしていく必要もありそうだ。