「フリーランス」
このような働き方をする人は近年で増えている。
会社に縛られずに自由に仕事をするスタイルは、会社員という働き方に嫌気がさしている人にとっては、とても心に響くのではないだろうか。
フリーランスとして働くスタイルが注目されている背景として、”企業のリストラ”が考えられる。
自動車メーカーの「TOYOTA」や広告代理店の「電通」といった大手企業でさえ、これまでの終身雇用のスタイルを崩し、中高年のリストラや一部社員の個人事業主化などを行なっている。
そしてこれからは、企業で定年まで働く終身雇用のスタイルは古くなり、フリーランスまたは個人事業主として働く人はますます増えるだろう。
しかしそれには一つ問題点がある。
社会保障の薄さだ。
とはいえ社会保障が手厚くなるのであれば、会社員のように十分な補償を受けつつフリーで働き自由度が高い働き方が実現するのではないだろうか。
今回は、この内容を深掘りしていきたい。
目次
労働搾取を無くすために必要な制度を見直す
労働搾取は問題視するべき課題ではないだろうか。
低賃金で割に合わない仕事をする人は、今なお、たくさんいることだろう。
わからず搾取されている人
わかってもなお、抜け出せない人
ではこれらの労働者が救われる道はないのだろうか。
一つの解決策として、やはり今の環境から抜け出してフリーで働くことが考えられる。それにはやはり、フリーで働きやすい環濠づくりが必須となるだろう。
【解決したい課題】
下請け・労働搾取のない社会を実現する
【そう思ったきっかけは?】
電通が社員を個人事業主化したというニュースは、サラリーマンにとって衝撃的だったのではないか。
広告代理店という特殊な業界の話かもしれないが、徐々にフリーランスの働き方も増えてきており、他業界でも一般的な働き方になる日が来るのかもしれないと考えた。
【何がそうさせているのか?】
社員を雇用するというのは、このご時世、経営者にとって悩ましい問題のひとつなのではないだろうか。
労働者の権利を保護する法律はできたが、全てを守っていては破産してしまうという企業も多いだろう。
社員一人にかける経費は給与以上だが、社員にはなかなかそれが伝わりづらい。
一方で、いまだに搾取のような働き方を強要する企業もある。
ただそのような企業は結果的に優秀な人材から抜けていき、経営が不健全になりがちだ。
ともあれ、経営者としては、どんな理想論があるにせよ投資した以上のパフォーマンスを社員に期待するのが本音ではないか。
そのため、長期の投資が回収できないと見込まれる社員については、リスクにもなりえてしまう。
【既存サービス、取り組みについて】
大手企業では、電通のほかにタニタが社員の個人事業主化を実施した。
報道当時はどちらも大炎上したが、タニタはどちらかというとメーカーで従業員として働くイメージが強かったせいか、体のいいリストラではないかとまでささやかれた。
しかし、個人事業主になって結果的に収入がアップしたり自由に仕事できるようになったという元社員の声もあり、社員としての縛りのない新しい働き方と受け取ることができるだろう。
(参考:https://president.jp/articles/-/36522)
この企業に貢献したいという思いをもって、従業員ではなくパートナーの関係で働いた方がいいという人が、今後の経済の可能性を広げるのかもしれない。
【だからこうした方がいいんじゃないか?】
個人事業主を含むどの労働者も充分に社会保障される。
個人事業主は、いまも納税の面では優遇されることはあるが、社会保障面では社員に比べて弱い。
とはいえ個人事業主向けの優遇措置をとるとなると、他の社会保障とのバランスが崩れてしまいかねない。
そこで、そもそも労働者であれば一律に社会保障されるといった方向に変化していくのがいいのではないか。
副業やパラレルキャリアなども徐々に認められてきており、労働者がどの状況にいても一律の保障が受けられることが大切なのではないか。
これは、ベーシックインカムの考え方に近いかもしれない。
うまく設計しないと危険性もあるが、これ以上従来の働き方に縛り付けたままだと、経済の柔軟さが失われてしまうのではないだろうか。
【なぜそう考えるのか?】
優秀な人材でも、社内規定をはじめ職場の暗黙の了解などで活動を制限されることがある。
特に古い体質の企業は、組織で仕事をするにあたって、好き勝手に仕事をされるくらいなら指示されたことだけしてくれといったむきもある。
しかし、少子化によって人手不足が既に起こっているように、機械で代替できない仕事をする人に制限をかけていては、せっかくの貴重な資本を無駄にしていることになる。
今後、従業員としての仕事はコンピュータの方が優秀にこなしてくれるようになるだろう。
自由に仕事したい社員を解放して、社会全体で守りながら存分に力を発揮してもらうことで、少数精鋭の柔軟な経済社会を築いていけるのではないだろうか。
【20XX年、未来はこうなる!】
2030年 充分な社会保障のもとフリーで働く人が増える
あなたは充分な社会保障が整ったのであれば、
- フリーランス
- 会社員
どちらの働き方を選ぶだろうか。